カテゴリ

カテゴリ:NH3 アンモニア

【展示会情報】INCHEM TOKYO 2021

カテゴリ:
ブロンコスト・ジャパンは「INCHEM TOKYO 2021」に出展いたします。

水素やアンモニアに対応するサーマル式マスフローメータ/コントローラ等の展示を予定しております。
FG-200CV_EL-FLOW_Prestige
product%20group%20mass-stream
ガスや液体の流量測定・制御機器をお探しでしたら、ぜひお立ち寄りください。

INCHEM TOKYO 2021
会期:2021年11月17日(水)~19日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 南展示場
ブース:S2-L12
主催:一般社団法人日本能率協会

展示会情報については、展示会カレンダーをご覧ください。

製品紹介記事 その3 アンモニアで困っていませんか?

カテゴリ:

アンモニア(NH3)ガスは可燃、有毒ガスですが、各種用途で使用されています。
窒化炉、発電設備、脱硝装置、石油精製装置の防食、イオンエッチングプロセスなどがあげられます。
アンモニアは20℃での蒸気圧は0.857MPaの液化ガスです。
液化ガスと通常ガスとの差は下図を参照下さい。液化ガスは、液体がボンベ内で気化したガスを供給する仕組みなのです。つまりボンベに充填された液体アンモニアがボンベ内で気化して得られる圧力は、常温で0.8MPaあればいいところだということなのです。


gases
出典:EZ-Japan

しかも液体アンモニアの蒸発潜熱は1268 KJ/Kg0℃1013hPa)も必要になります。
その為、大流量をボンベから払い出そうとすると、ボンベが冷えてしまい急激にガスの供給能力を失ってしまいます。
例えばアンモニアをMFC下流側に0.2MPaの背圧が立つ条件で500L/min[N]流量制御したい場合、通常のMFCですと最低でもMFCへの供給圧は0.5MPa程の圧力をとってやる必要があります。
つまりMFCでのΔP0.3MPa必要になるのです。
これはあくまでMFCの直近の入口出口の差圧ですから、他の配管系部品バルブやフィルター、配管の曲がり等の圧力損失を考慮すると、アンモニアボンベからの供給圧はもっと上げなくてはならなくなってしまいます。
アンモニアの供給圧を上げる=蒸気圧を稼ぐ訳ですから、手っ取り早い話、温度を上げればいいのですが、高圧ガス保安法では、ボンベを火や電気で直接温めることは禁じられていますので、湯煎しか方法はありません。
これは設備的にも大変ですね。


D-6361
MASS-STREAM 

これがMASS-STREAM D-6371 ですと、なんと上流圧は0.2386MPa ΔPはわずか0.0386MPa38.6kPaで流量制御できてしまうのです。
なぜこのMFCはこんなに低圧損で大流量制御が可能なのでしょう?
それは流量センサー構造の差です。
従来のマスフローの多くが分流構造をとっています。
この方式では流れる流体の一部(数ML/min程度)をセンサー側に流して測定し、残りほとんどを分流素子(バイパス)に流しています。その為センサーと層流素子の分岐部分に抵抗=圧力損失を設けてやってセンサー管へ流体が流れる構造にしなくてはいけませんでした。
また層流素子自体の抵抗も大きいために大流量になればなるほど、ある程度の圧損はやむを得なかったのです。
ところがMASS-STREAMのセンサーはインサーションタイプで分流のない全量測定(もしくは分流の比率が小さく、抵抗が小さい)構造です。
整流の為のフィルターは入っていますが、比較すれば圧倒的に小さな抵抗で流体を流すことができるのですね。
これが大きな秘密です。
もしアンモニアで、お困りでしたら是非
ブロンコスト・ジャパン(株)

大流量アンモニアの流量制御 その②

カテゴリ:
アンモニアの流量制御用マスフローコントローラーその②です。

前回、大流量アンモニアの流量制御について触れました。
今回はそのアンモニア専用マスフローコントローラーに
ついて解説させて頂きます。
アンモニア専用マスフローコントローラー
この見慣れない形状のものが、「大流量・低圧損」の
アンモニア専用マスフローコントローラーになります。

これまでは低圧損のバルブを作る際、物理的にオリフィス系が大きくなりますので、
どうしてもバルブの開閉に大きな力=大きな電力消費が必要になりました。
しかしアンモニアでエコな燃焼技術を試行錯誤しているのに、
その制御機構が大きな電力を消費してしまっては 元も子もありません。

このブロンコストのNewマスフローコントローラーは、
特に違和感のある背後の円盤型の部分がコントロールバルブとなっており、
流れている「流体自体が持つ圧力を利用して流量を制御」する
これまでに無い制御機構を持っております。

そのため消費電力は3000L/minの制御時でも最大3.7Wとなっております。
家庭用LED電球1個の約半分くらいの消費電力イメージです。
ヨーロッパでは制御に使う機器でさえもサステナブルな社会へ向け
消費電力の削減対象となっております。
残念ながら日本では聞いたこともありませんが・・・

アンモニアガスをご検討のユーザー様、是非一度ご検討を!


大流量アンモニアの流量制御 その①

カテゴリ:
大流量のアンモニア(NH3)を簡単に流量制御できる
「マスフローコントローラー」です。

燃焼用の流体として今後需要が多くなる可能性大のアンモニアですが、
このアンモニアを大流量、かつその流量を精密に制御するのは、
意外と簡単ではありません。

体積流量計で工場など実際の現場で流量測定するには、
精密にかつリアルタイムに圧力と温度の補正をしなければ、
流量計としてはまったく意味がないので、これはかなり難しいです。
正確に測定するためには、やはり「質量流量計」が必要になります。

しかし、どちらにしてもアンモニアはまず液化ガスですので、
大流量を流したくても十分な供給圧を確保する事ができません。
基本的に流量コントロールはバルブなどで圧損を設けることで
流量制御しますので、この制御機構が成り立たないのです。

そこでNewマスフローコントローラーの登場です!
アンモニア用マスフローコントローラー
超低圧損・大流量のアンモニア専用マスフローコントローラーです!

この仕様詳細はまた次回にでもご報告させて頂きます。



アンモニアの流量制御

カテゴリ:
アンモニアの流量制御について書かれた論文や研究結果を
見ているといつも思う事があります。

アンモニアの流量制御でなぜあまりマスフローが
メジャーではないのでしょう???
10000L マスフロー
簡単にかつ確実に測定や制御ができるのに・・・といつも思います。
例えば、立派な論文なのにいまだにパージメーター(浮子式の流量計)って・・・
もしくは圧力測定だけって・・・
アンモニアに限ったことではありませんが、日本の研究者の方は特に、
どうしても流量というパラメーターにはあまり検討時間を割かない傾向が見られます。
研究結果を発表するのに、その根拠となる流量測定データに不適格な流量計を
使われる場合もあります。
国際的に見た場合、流量を証明できなければその研究データが
根底から覆される事になる恐れがあるのでは?
といつも心配になってしまいます。

流量測定・制御をご検討の方、是非もう一度ご再考をお願い致します。
ブロンコストのマスフロー「質量流量計」で簡単に測定や制御ができます!

このページのトップヘ

見出し画像
×